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持続可能な開発目標

Sustainable Development Goals(SDGs)

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持続可能な開発目標(SDGs)エス・ディー・ジーズとは

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

SDGsジャパンロゴマーク
第2号活動報告書

SDGs ジャパンロゴマークは日本政府のSDGs推進ロゴです。
外務省では、ホームページ(JAPAN SDGs Action Platform)にて国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関する国内での取組を紹介するページを設けております。SDGs 貢献にコミットする日本国内の企業・団体等のSDGs関連ページのリンク先が掲載されています。リンク先が掲載されている企業・団体のみ、SDGs のジャパンロゴマークの利用が許可されます。

グローバル愛知 SDGs コミットメント宣言

グローバル愛知の持続的な開発目標

シンポジウム画像

貧困をなくそう

 日本で勉強するために借金までする留学生は少なくありませんが、差別をはじめ日本社会における様々なハードルによって就職ができないことが多々あります。文部科学省の調査結果によると、留学生の約7割が日本での就職を希望しているのに対して、実際は3割程度しか就職できていません。その結果、生活が安定せず相対的な貧困に陥ることは珍しくありません。
 グローバル愛知では、留学生の「誰一人取り残さない」ために取り組み、あらゆる留学生に門戸を開いた企業ネットワークを構築し無料就職支援を行っています。中小・中堅企業の求人情報の提供、就活イベントの開催、日本語教育や日本の習慣・ビジネスマナーなどのセミナーを通して、国籍を問わず日本で就職する能力を培っています。就職率の向上によって、多くの外国人の生活が改善され、相対的な貧困の連鎖からの脱却が可能になります。また、海外との架け橋となれる外国人材の活躍が日本企業の海外展開を促進させ、発展途上国の経済成長にも貢献できると考えています。

授業中の画像

質の高い教育を
みんなに

 留学生の就職活動や入社後の定着・活躍において日本語でのコミュニケーションが重要課題の一つです。グローバル愛知では、機会の平等を担保すべくジェンダー・国籍・学歴を問わず、外国人と企業に対して持続可能な日本社会に向けた教育支援を行っています。留学生向けの無料日本語講座をはじめ、企業で働くための独自の教材・eラーニングシステムの開発など、時間・場所にとらわれない教育プラットフォームを提供しています。
 また、教育の一環として、日本企業に対する啓蒙活動を進めています。留学生の適正雇用と関連法令の解説はもちろんのこと、留学生の採用・定着・活躍をテーマにしたセミナーや異文化コミュニケーションを推進するセミナーも開催しています。

ディスカッション画像

ジェンダー平等を
実現しよう

 国連が発表した持続可能な開発目標(SDGs)報告2019によると、ジェンダー平等は日本にとって特に重大な課題とされています。グローバル愛知は誰もが活躍しやすい組織づくりを目指し、短時間勤務及びテレワーク制度を導入し、積極的に女性・子育てママを採用しています。
また、グローバル愛知は、男女の差別なくサービスを提供し、平等に就職・教育の機会をつくっています。愛知県は男性比率が高い製造業が非常に盛んですが、女性が活躍し貢献できる場を企業と一緒に考え雇用を促進しています。
労働人口の減少によって女性の役割が益々重要になる中、ジェンダー平等に向けた取り組みを、企業・社会に広く浸透させていきます。

外国人の研修中の画像

働きがいも経済
成長も

 日本における外国人の就労について、劣悪な労働環境や留学生の低就職率はしばしば問題視されますが、その是正を図る真剣な取り組みはまだ十分ではありません。グローバル愛知では、企業と外国人が長期的に協働できるように、適正雇用の徹底から受け入れ体制整備・多国籍職場づくりの促進など幅広く取り組んでいます。
 グローバル愛知が支援した外国人労働者1人1人がやりがいをもって働けるように、メンター制度など充実したアフターフォローサービスを提供しています。就職・定着支援を通じて企業の人材不足解消のみならず、外国人の定住化にも貢献しています。外国人が日本のメンバーとして消費し、納税も行い、経済成長を支える重要な存在となります。

外国人との交流中の画像

人や国の不平等を
なくそう

 愛知県には17万人以上の外国人が働いていますが、残念ながら職場や社会の中で不利益を被る場面があります。人種差別や居住の問題に加え、外国人を安い労働力として扱おうとする企業も少なくありません。
グローバル愛知は職員の半数が外国人ですが平等な環境で全員がやりがいを持って仕事に取組んでいます。
 グローバル愛知は愛知県をはじめ行政機関の後援もいただき、日本社会の意識向上を図るべく、定期的に留学生の採用・活用の先進事例を紹介しています。また、企業が多様性を受入れ、強みとして活かせるよう交流事業を通じた相互理解の促進と異文化セミナーも実施しています。また、日本語教育と翻訳サービスで職場における言語の壁を取り除き、情報格差による不平等の解消にも貢献しています。

パートナーシップで目標を達成しよう

 グローバル愛知の活動はパートナーシップがベースとなっています。留学生・留学生に門戸を開いた企業ネットワーク・行政機関・教育機関がパートナーとして連携し、すべてのステークホルダーにメリットをもたらす活動をしています。また、グローバル愛知の活動に賛同いただいた金融機関やNPO法人、各種団体とも協力体制を築いています。
 産学連携プロジェクトでは日本人学生と留学生がチームで、日本企業の海外進出やSDGs推進に取組み大きな成果をあげました。また、大学と共催する合同企業説明会、行政機関・教育機関や経済団体からの留学生の就職に関わる業務委託などで様々な分野の関係者と協力し合い、広範囲にわたって情報を発信しています。金融機関などとのコラボレーションによる優良企業との出会いも多くの留学生の採用に繋がっています。

外国人留学生の集合写真