2021年11月24日、今年5回目の留学生採用と活用セミナーを開催しました。企業・行政機関・メディアの関係者計16名にご参加いただきました。

イベントの冒頭は外国人の雇用状況についての基礎講演を行いました。日本の労働市場の変化、外国人留学生の現状と就職の実態など最新の統計データを使って説明しました。

そして、外国人材をすでに採用、活用している企業を2社招き、今後外国人材の採用を考えている企業、また外国人材の活用強化を目指す企業に向けて具体的な実例を踏まえ説明していただきました。今回の事例紹介は株式会社テクノプラスト様とJapan Testing Laboratory株式会社様です。

株式会社テクノプラストの登壇者は代表取締役の中村様です。中村様が自社における外国人人材採用の経緯と取り組みについて説明しました。外国人だからと特別扱いをしなく、昇給や評価は日本人と同等にすることが一番重要であり、これが出来ていない企業は外国人の離職率が上がると強調しました。

JTL株式会社の奥野様が外国人の日本語の勉強方法に注目することが重要だと説明しました。外国人は最初に丁寧語（～です・ます）から勉強し、徐々にタメ口や命令形などの変化を学習するので、何かを外国人に教えたいときに、伝え方を工夫するだけでコミュニケーションが少しでも円滑になれると参加者にアドバイスしました。

また、同社のマーク様に日本での仕事の悩みと解決策について共有してもらいました。マーク様が日本人社員とのコミュニケーション中で、技術的な専門用語が一番難しかったと感じました。違う言い方や簡単な日本語に変えたり、簡単な絵で認識を合わせたりすることで乗り越えました。

最後は、就活中の留学生２名にも登壇いただきました。2人からは就職に対する不安や悩みと企業から留学生に提供してもらいたい情報について発表していただきました。

グローバル愛知では2か月に一度同様のセミナーを開催しております。特に外国人社員や留学生の登壇とディスカッションは企業から好評をいただいており、外国人採用をお考えの企業にとっては有益な時間になると思います。皆様のご参加お待ちしております。