2022年1月24日、今年1回目の留学生採用と活用セミナーを開催しました。企業・行政機関・メディアの関係者計22名にご参加いただきました。

イベントの冒頭は外国人の雇用状況についての基礎講演を行いました。日本の労働市場の変化、中小企業の競争力を高めるための意識改革、外国人留学生の現状と就職の実態など最新の統計データを使って説明しました。

そして、外国人材をすでに採用、活用している企業を2社招き、今後外国人材の採用を考えている企業、また外国人材の活用強化を目指す企業に向けて具体的な実例を踏まえ説明していただきました。今回の事例紹介は株式会社ソラリスホープ様と日本インフォメーション株式会社様です。

まず、株式会社ソラリスホープ様は留学生ではなく、ワーキングホリデーから採用に結びついた珍しい実例をご紹介していただきました。ビデオ登壇したルイ様は、アルバイトから正社員になった点も一般的な留学生採用とは違い、今までの実例紹介とは違った外国人材の採用方法をお伝えできたと思います。

日本インフォメーション株式会社の登壇者は人材企画室の加藤様です。加藤様が自社における外国人材採用の経緯と取り組みについて説明しました。人材不足の解消だけではなく、IT業界の海外アウトソーシングのトレンドに備えるため、外国人留学生の採用に力を入れています。また、手厚い研修やサポート制度が整備しており、日本語教育・ビジネスナマー研修と定期面談も行っています。

また、グローバル愛知の紹介を通して現在同社のシステム開発部に働いているパウィン様に日本での仕事の悩みと解決策について共有してもらいました。マーク様が日本語のコミュニケーションに悩んでいましたが、会社の充実な日本語教育と気軽に相談できる先輩がいることで乗り越えることができました。

最後は、就活中の留学生２名にも登壇いただきました。登壇したのは名古屋経済大学の３年生ウズベキスタン出身のダブラトブ・ジャホンギルさんと名城大学の３年生中国出身の孫皓男さんです。2人からは就職に対する不安や悩みと企業から留学生に提供してもらいたい情報について発表していただきました。

グローバル愛知では定期的に同様のセミナーを開催しております。特に外国人社員や留学生の登壇とディスカッションは企業から好評をいただいており、外国人採用をお考えの企業にとっては有益な時間になると思います。皆様のご参加お待ちしております。