2025年1月14日、中京大学にて留学生向けの英語による就職活動ガイダンスを行いました。本ガイダンスの目的は、日本での就職活動や働く際の重要なポイントを留学生が理解し、自信を持って準備を進められるよう支援することです。

ガイダンスで取り上げた主なトピック

セッションでは、日本の就職活動における特徴や重要なポイントについて、以下の4つのテーマを中心に説明しました。

1. 日本の就職活動スケジュール

日本の就職活動は独特のスケジュールに沿って進行します。春に企業説明会が行われ、夏には採用選考が進みます。卒業の2年前から準備を始めることの重要性を強調しました。早めの行動は、締め切りを見逃さず、より多くのチャンスを得る助けとなります。また、できるだけ多くの企業に応募することで、採用の可能性を広げるだけでなく、貴重な面接経験を積むことも推奨しました。

2. インターンシップの活用

インターンシップは、企業の業務内容を理解し、自分の適性を確認する絶好の機会です。1年生や2年生の段階で知ることで、将来のキャリア形成に強固な基盤を築くことができます。多くの参加者がインターンシップに強い関心を示し、積極的に情報収集を行いたいという意欲を見せました。

3. 日本語能力の向上

日本で働くには日本語能力が不可欠です。企業が求める基準を満たすためには、JLPTのN2以上のレベルを目指すことが推奨されます。日本では英語のみで対応できる職種はほとんどなく、日本語での強いコミュニケーション能力が雇用の可能性を大きく高め、面接成功にもつながります。

4. 日本の履歴書の特徴

日本の履歴書には決まった書き方や写真の添付など独特の特徴があります。また、志望動機や自己PRを明確に表現することが重要です。学生は徹底的な自己分析を行い、自分の強みや企業への貢献ポイントを明確に伝える必要があります。

参加者の声と今後の支援

今回のセッションには主に1年生や2年生の留学生が参加しました。多くの学生がすでに将来について考え始めており、インターンシップへの強い関心を示しました。日本の就職活動の流れや文化について学ぶことで、次のステップに進む自信を得られた様子でした。 セッション後のアンケートでは、参加者の満足度はほぼ100％に達しました。多くの学生が、個別に丁寧で優しいサポートを受けられたと感じ、感謝の声を寄せてくれました。また、日本での就職を真剣に検討し始めたという意見も多くありました。参加者全員が笑顔でイベントを終えた姿が特に印象的でした。